builderscon tokyo 2017にスタッフとして参加しました
昔の人は言いました。 鉄は熱いうちに打て。ブログはエモいうちにしたためよ。 ブログを書くまでがカンファレンス。
buildersconを知ったきっかけ
興味を持ったきっかけは、@GeckoTangさんや@Takazudoさんのような、CSSに明るいエンジニアがCfPを出していることでした。Twitterで見かけてbuildersconを意識しはじめました。
ちなみに、2016年にも@kubosho_さんのCSSを破綻させないというCSSのセッションがあり、それは動画で見ました。
当時「テックカンファレンス」に抱いていた先入観
日本のテックカンファレンスは、サーバーサイドやアプリエンジニアが盛んにやっているイメージを持っていました。フロントエンド系のカンファレンスももちろん盛り上がっていますが、AngularやVueなどプロジェクトベースの開催が多いように思います。
ちなみに、私が普段描いているHTMLやCSSのような、プログラミング言語ではない言語をとりあげると、業務ベースで「設計」「効率化」という話が多いというのが現状かなと感じています。そのため、カンファレンスというよりは、セミナーという形が多いですね。
Rubykaigi, PHPカンファレンス, YAPC, iOSDCなどでTLが盛り上がっていると、楽しそうだなーとよく思います。
buildersconへの参加
最初は「CfP出そうかな」「せめてLTくらいなら」と思っていました。しかし、日程確保ができなかったというのと「そもそも、空気感がわからない」というのもあり、その足は踏み出せませんでした。
ですが、あの場に立てることが名誉なことくらいはわかっていました。なので、「参加のきっかけが欲しい」などと思っていたところ、「ボランティアスタッフを募集している」というツイートが目にとまりました。
意識していたから目についたのか、たまたまなのかはわかりませんが、我ながら「〜〜したいな」と思ったらチャンスがくるラッキーさには定評があるなと感じます。
当日
3daysの開催でしたが、仕事(副業のほう)の都合で日程が確保できず、最終日のみの参加でした。「あーいきたかったな」と思ってしまうので、ハッシュタグ見るのがつらかったです。
当日は、メイントラックのスタッフとして常駐していたため
- ここまで出来るmruby
- Make you a React: How to build your own JavaScript framework.
- Factory Class
- The Evolution of PHP at Slack HQ
のセッションを聞くことができました。
また、一部トラックを移動して
を聴きに行きました。
今日から使えるCSS Grid
Gridが使えることは、先日の一斉実装の件もあり知っていました。 ですが、やはりその方面に明るい方から聞くのは得るものが多いだろうというのと、「buildersconでCSSの話ってどんな感じなんだろう?」というのが気になって参加しました。
Twitterやトラックの様子を見ていると、専業のフロントエンド(マークアップ)エンジニアはそんなにいないという印象でした。別畑からキャッチアップしにきているのかな?という感じもありました。
buildersconは「知らなかった、を聞く」をテーマとした技術を愛する全てのギーク達のお祭りですというキャッチコピーの通りだと思いました。
専門外の分野の話を聞いて見るのは面白い
ここまで出来るmrubyや The Evolution of PHP at Slack HQは、PHPもRubyも書かない私が聞いても発見がありました(追いつけない部分もありましたが)
一番の発見は「〜って、〜なんですよ」という発言に、わたしは「へぇ〜」と思うのに対し、おそらく普段からPHPやRubyを描いてる人は「wwwww」のような「あるあるw」的な反応をしていたことでした。
専門でやってる人から見たら当たり前な話でも、専門外の人にとっては「知らなかった」「今学んだ」なんだなぁと思いました。 もっというならば、僕がここでUIデザインの話をしたとして、もしかしたら誰かの新たな発見に繋がるかもしれないということです。別分野の人に向けてトークすることを「アウェイ」ではないと思い始めました。
クロージングトークのエモ
refs. Closing
後からスライドや動画は公開されると思うので完結に。 (自分の解釈が多分に含まれます)
- エンジニア35歳定年説みたいな話は、誰かが勝手に決めた限界値
- でも、時間が有限であるというのは事実
- じゃあ、今すぐアクションしたほうがいい
- 今この話を聞いてる人が、今この瞬間にアクションにうつせることは「スピーカーと話す」「参加者と繋がる」
- この先アクションできることは「登壇する側になる」「カンファレンスを作る側になる」
- 技術者はスキルだけあればいいってもんじゃない
- 自分の分野の外側と繋がるともっといいもの作れる
- buildersconはそういうカンファレンスだ
ぶっちゃけ感動しました。エモです。
当初は、よくわからないからちょっと覗いてみようと思っていたレベルだったのが、積極的に技術トークをしていきたいという気持ちになっていました。
最後に
とにかく、刺激になるカンファレンスでした。深夜のエモがとまりません。
もっとやばいのは、今回は最終日にスタッフ参加だけという、ほんのひとつまみしか参加できていないというのに最高みを感じているところです。
次回は全日程参加する、CfPだす、もっといろんな人と喋る、自分の専門外のトークも耳を傾ける、スタッフとしてももっといいものを作る・・・いろんな思いがあります。もっと楽しめそうです。
このエントリは、buildersconを終えた夜に「エモ」駆動でbuildされたものです。 これが、今私にできるアクションでした。
皆さん、次回は一緒にbuilderscon行きましょう!