WordCamp Tokyo 2017にスピーカーとして参加しました。 #wctokyo
にスピーカーとして参加しました。
※セッション内で口約した「あとでフォロー記事書く」といったやつとは別の、参加報告エントリです。技術的な面は、改めて書きます。
一つ書きました 【CLI・atom対応】textlintで文章をチェックしよう! - to-R Media
登壇スライド
詳しい技術的内容は追って説明記事を書きます。
ひとまずは、参加しましたブログをかかないことには終われませんので、そういうブログを書かせてください。
今回この話をしようとしたきっかけは、「目の前のことに手をつけたら広がりに広がって一連の開発プロセスを経験できたので、せっかくだから外部化したい!」という思いと、ちょうどWordCampTokyo2017のCfP募集の時期が被っていたことでした。
会社のブログを更新する気がなかなか起きないという現状があります。
その原因を辿ると
「ネタはある、書きたいこともあるが、WordPressのエディタだとやる気がでない。しかし、手元で好きなエディタでマークダウンで書くと、それをWordPressで見れるようにする作業が発生する。レビューしてもらうのもめんどくさい。みんな忙しいしもういいや」
こんな感じでした。
実際、下書きのまま公開してない(あと一歩で公開できる)レベルのデータは存在します。ただ、メインの制作や個人活動に時間をさくと完全に「いつかやろう」状態。
これを打開するためのプロセス構築が、今回の事の発端でした。
そして、構築するにあたり、どうせ作るならいいものをと思って実際の紙のメディアのフローも参考にしました。執筆と出版(デプロイ)の間にあるものを、コンピューターで処理できればいいのではないかと。そのあたりで「校閲」というワードがピンときたのでした。
こういう「当たり前だけど、当たり前にすることがおろそかにされがちな行為」を原点にちゃんとしようとする性格があり(マークアップなんかもそう)ここをかなり勉強しました。
そして、「なぜちゃんとしないといけないのか?」という部分にもどって考えるということもしました。どちらかというと、僕はちゃんとしたいから、ちゃんとしないといけないんだという主張を通すための、理屈がとおるような理由を探しました。
とりあえずこれらの本は読みました。
エディターズ・ハンドブック 編集者・ライターのための必修基礎知識 (Editor’s Handbook) | 編集の学校/文章の学校 |本 | 通販 | Amazon
Amazon.co.jp: セルフパブリッシングのための校正術 (群雛文庫) eBook: 大西寿男, 伊富魚, 0.9Gravitation, 鷹野凌: Kindleストア
- Amazon.co.jp: ナタリーってこうなってたのか YOUR BOOKS eBook: 大山卓也: Kindleストア
もっとあるけどこの辺で。
そして、大した理由は書いてませんでした(笑)。もう、当たり前のようにその行為のことについて書いていたので、「あぁ、そもそも間違ったもの、世に出せないよな」というなんとなくな部分に着地しました。スライドでは「あやまった情報を出すことで信用を失う。真摯に向き合ってないことがバレる。読み手がこちらの情報に真摯であるほど失う信用はでかいし甘く見てはいけない。信用で色々なことが生み出せる今の時代でそれは大きなロス」みたいな話をしました。僕が自分を納得させられる最大の理由がこれでした。
スライドづくりが難しい
難しい。
ツールの選定からはじめました。最初、原稿をmarkdownで書いていたのでそのままreveal.jsに流しこもうとしました。たしかに作成ツールとしては非常に便利ですが、やはりプレゼンツールとしての機能に富んでいるのはkeynoteだなと思い途中で変更。
また、昔、著作権のことを考えずに拾って来たアニメの画像をばんばんつかって登壇していたのですが「そういうのちょっと考えたほうがいいと思うよ」と言っていただいたことがあり、photoACとAdobeStockからCC0の素材のみをピックアップするみたいなことも気をつけました。あれがなかったら今だにあの調子だったんだとおもうとぞっとしますね。恥ずかしい。
また、30分セッションは「短い!」という人もいますが僕からすれば聞き手側の30分は長いです。人間の集中力が持つのは何分とかいいますが、話がおもしろくなければ5分のLTでも早く終われやと思ってしまいます。なので「最後まで聞いてもらえる」を目指しました。がんばったつもりですが、こちらの世界に引きずりこむようなトークを盛り込みすぎた結果あまりテクニカルな部分にコミットできてないというのが現実。。。これはあとでブログを出すという事をその場で言いましたし、なんなら最初に謝りました。。。
あとは縦長の会場でどうスライドをつくるか?色は?文字は読めないだろうから画像を出すか?みたいなことも試行錯誤しました。でも会場のセッティングがちゃんと設計されてたので若干杞憂だったかな。
次回に向けてのメモ
まわせPDCA。
接続確認はちゃんとする
デモができなかったんですよ。動かなかったわけじゃありません。ミラーリングの仕方がわかりませんでした。お見苦しいところをお見せしたくなかったので即中止しました。だって手元で動かしても、聴衆の目線の先には 山。
普段、もちろんディスプレイに投影して練習はしていたのですが、ディスプレイが見える位置にあったので、練習ではデュアルディスプレイでもデモができていたんですよ。それが、背後にスクリーン、明るさも部屋とは違う、カーソルが見えない、などなど完全に本番を想定できていませんでした。いやまじで痛い思いして学んだ。
あと、iPhoneから画像を転送しようとしたらめちゃくちゃAirdropできる端末でてきて自分のが検出されないとか笑
姿勢
友人が写真を撮ってくれていたので写真を見ると、まーえらそうというか、緊張感がないというか。普段一人練習だとちゃんと直立で手も目の前で軽く組むみたいなことができてたんですが、完全にテンションがあがって舞い上がってるんですよね。緊張感がない。場なれのしてなさですね、、、次回までに改善します。
発言
生意気な若者みたいで嫌だなと思いました。笑
すごく嬉しかった事
ここからいい話だから読んで。
スライドの中でも言ったのですが、僕がウェブ業界に入るきっかけになったブログがいくつかあって、その著者のデザイナーさんにたくさん会えた事です。
これね。
フリーランス Advent Calendar 2014 - Adventar
主催はspicagraph氏なんだけれど、会場では旦那さんにご挨拶しました。笑
たぶんこの人たちは、普通に企画だからブログを書いただけなんだけど、それを見て誰かが何かを思うわけで、誰かの人生変える可能性だってあるわけですよ。
だから、「私なんて何者でもないし」と何かを言おうとした口を閉じるのじゃなくて、「今こうです、こういう状況だから、これをしていて、こうなりました」をただ言っていただくことが今のあなたが出せる価値なんですよというメッセージを最後に投げたという感じでした。
22の時に最初に入社した会社の上司とうまくいかずに、売り言葉に買いことばで辞めるといってからこの先どうしよ〜と思っていた矢先にこれを見て、こういう生き方がいい!と思って業界を志したのでした。勉強好きだし性に合ってるという気持ちでいま二年なんとか生きてこれたよー、、
で、「ぜひ関西遊びにおいでよ!」といろんな人に声かけてもらえたので、なんかのイベントの際に遠征しよーと思ってるところです。でも、直近めぼしいイベントが特に何もない(笑)年内は忙しいので、来年が楽しみです。せっかく行くんだから、LTくらいはしたいしね。
イベントの感想
はじめての1000人規模のカンファレンスだったのですが、特にセッション班のスタッフチームの方には本当にお世話になりました。ハングアウトでリハーサルや当日の流れの相談までしていただけて本当にありがたかったです。
しかも、運良く聞きたいセッションはほとんど周れて(どうしても自分の裏のトラック聞けないのまじで残念でならないんですけど)会いたい人にもたくさん会えて満足です。懇親会も楽しかった。たくさん声かけてもらえたし、たくさん声かけた。アフターで参加者のひとたちと飲んで話して楽しかった。コントリビューターデイも行きたかった(泣)
次のイベント
次は技術書典3に向けて準備をすすめています。また、11月にはCSSNiteに登壇します。トラックあたりの規模は同じくらいですが、やはりOSSカンファレンスとは少し違った雰囲気もあり、より一層気を引き締めていかないとなという気持ちです。
トークで登壇の1回目のチャレンジの場を与えてくださったという意味でもWordCampには感謝しています。来年もスピーカーなりLTなりスタッフなり、何かしらの形で貢献できたらなと思っています。
参加者の皆さん本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。